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东方求闻史纪/莉莉霍瓦特/中日对照
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春を運ぶ妖精 | 运送春天的妖精 |
リリーホワイト Lilywhite | 莉莉霍瓦特 Lilywhite |
能力: 春が来た事を伝える程度の能力 | 能力: 告知春天已来临程度的能力 |
危険度: 極低 | 危险度: 极低 |
人間友好度: 高 | 人类友好度: 高 |
主な活動場所: 不定 | 主要活动场所: 不定 |
人間、妖怪、幽霊全てにおいて春になると、突然活動的になる者も少なくない。 | 无论人类、妖怪还是幽灵,很多都是到了春天就活动起来。 |
その象徴とも言われる妖精が、春を運ぶ妖精、リリーホワイトだ。 | 而象征性的妖精,就是运送春天的妖精,莉莉霍瓦特。 |
リリーホワイトは普通の人間が気付かない様な些細な変化を見つけ、冬の間中眠りについていた生き物(*1)達に、目覚めの季節が来た事を伝える。この妖精が通った後は、春の陽気に包まれる。 | 莉莉霍瓦特能觉察到普通人未注意到的细节,将春天即将来临的消息传递给还在冬眠的生物(*1)。这妖精通过的地方,会出现春天的暖气。 |
身長はかなり低く、薄い羽根を何枚も持つ(*2)。 | 她身高颇低,有数枚很薄的翅膀(*2)。 |
好戦的ではなく、たとえ出くわしても危険度は低い。ただ、春を伝えている時に邪魔をするのは避けた方がよい。この妖精が最も力を持っているときだからである。 | 她并不好战,就算相遇也没有多大危险。只是,她在传递春天来临的消息的时候不要妨碍她比较好。因为这时是她最具力量的时候。 |
他の妖精と同じく、何処に住んでいるのか判らない。それに春以外の季節では見かける事すら少ない。 | 和其他妖精一样,不清楚住处。除了春天之外的季节很少见到。 |
その為、リリーは春の季語となっている。 | 所以,莉莉也被称为春之季语。 |
目撃報告例 | 目击者报告 |
・雪落ちて まだかまだかと 白の山 春告精の 跡探す道1 (春の人) | ・雪正在下 还没有来吗 白色的山 沿路搜寻着 报春的妖精 (春之人) |
この歌で言う春告精(はるつげせい)は、リリーホワイトの事である。 | 这首歌提到的告知春天的妖精,就是莉莉霍瓦特。 |
・いつも西からやってきて山(*3)に去って行くが、戻って来たのを見たためしがない。一体何処に住所があるのだろうか (多数報告あり) | ・常常从西边飞来,到山(*3)那边去了之后,从没见过回来。到底住在哪里呢? (多数报告) |
山から戻ってこないので、毎年、山の妖怪に喰われて春を告げるのをやめるのかも知れない。 | 因为她每年进到山里不回来,所以被山里的妖怪吃掉了才停止报春的也说不定呢。 |
・子供が捕まえた。すぐに逃がせと言ってすぐに逃がした為か、幸い被害はなかった (匿名の親) | ・被我家孩子抓住了。我叫他赶快放掉便立即放开了,所幸没有造成什么危害。 (匿名父母) |
この妖精は人間に害を与えるような者ではないが、人外の者には、基本的に手を出さない方が無難である。 | 虽然这种妖精不是会伤害人类的种类,但对非人的存在,还是不要出手为好。 |
対策 | 对策 |
こちらから手を出さなければ特に危険はない。むしろその姿を見かけることは吉兆である。素直に、春が来た事を喜びたい。 | 不先攻击的话就不会有危险。不如说见到她的姿影是个吉兆。坦率地,对春天的到来感到喜悦吧。 |
もし、攻撃を仕掛けてきた場合、興奮している可能性がある為、その場を離れた方がよい。 | 若是被攻击,那可能是对方太兴奋了,离开就好了。 |
この妖精は、今まさに春になろうとしている場所から離れることができない。こちらが退けば追ってくる心配は無いだろう。 | 这妖精在春天完全来临之前是不会离开所在的地方的。如果你主动离开,也不用担心被追赶。 |
反対に、餌を与えたりして手懐けるのも面白い。 | 相反地,如果用诱饵吸引她的话会很有意思。 |
花の種を用意しておくと、喜んで辺りに花を咲かせるだろう。それもあってか、街の花屋さんに大人気の妖精である。 | 给她花的种子,她会很高兴地让这些花朵盛开。因为这个的关系,她是很受街市上的花店欢迎的妖精。 |
(*1)幽霊や亡霊も含む。 | (*1)包括幽灵、亡灵等。 |
(*2)透けて見える薄い鳥の羽根の様な物を大量に付けているだけで、実際は大きな二つの羽根である。 | (*2)透明、看起来有好多对薄翅,实际上只是一对大型翅膀。 |
(*3)妖怪の山、後述。 | (*3)妖怪之山,后述。 |
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注释
- ↑ 这一段是5-7-5-7-7音节,是和歌中短歌的标准格式。和歌是日本的一种诗歌形式,随着时间的推移,作短歌的人愈来愈多,明治维新之后,和歌就是短歌了。一首短歌有五句,每句音节数分别为5、7、5、7、7,共31音。其中前三句称为「上句」,后两句为「下句」。