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東方月鏡殿 ~ Spring of Vitality./故事背景
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故事背景
「この世界は12月21日を越えられず、滅亡する」 まことしやかに、囁かれていた噂。 誰もがたわごとと信仰せず、ありえないものと思慮の外にやったオカルト。 誰もが変わりのない明日を迎えられると信じていた、 その日、幻想郷からまた太陽が奪われるまでは… ◇ 12月21日 博麗神社。 いつもと変わらないように朝日が差し込む寂れた神社には、 珍しい来客があった。 セレスタ「というわけで、大事に至る前にわしが太陽を灯しておいた。 感謝するのだな!」 魔理沙「私知ってるぜ、前作ラスボスが味方になると頼もしいやつだな」 霊夢「頼もしいかなあ…まあ、幻想郷中で混乱が起きるよりはマシだけどさあ」 夜が明けない異変は以前にもあったが、 今回は夜でも朝でもない真っ暗闇がもたらされた。 日の光も星の光も月の光も失われ、火で手元を照らそうにも限度がある。 私生活に支障をきたすどころではなく、人間も妖怪にも大きな混乱をもたらすだろう… そう察知した頭の回転が速い学者は秒で天球結界を再起動し、偽の太陽を灯したのだ。 無論、早急に異変を解決しなければならない事態に変わりはないが… 瀬津理「むっすぅー」 魔理沙「…すごく不満そうな顔をしてるな」 霊夢「完全に育成(ステ振り)を間違えた気がする」 セレスタ「いやいや、その節はすまなかった。 かくなる上はお前さんの一生もわしが観続けてや…」 瀬津理「別にいーです、私が不満なのは偽の太陽ではなくて…」 彼女は前回の偽の太陽異変によってほぼ能力を失った。 そのかわりに現在の愉快で多様な人間性を獲得したのだが… 瀬津理「前の私ならこの異変の原因の穢れをちょいちょいっと祓えて、異変解決できたのになーって そう思っただけですー」 霊夢「…前回のラスボスが味方になると頼りないやつね」 魔理沙「つまり、いつものニューゲームってことだな」 巫女と魔法使いは、己の力を信じていつもと変わらず異変解決に乗り出した。 ◇ マーシェルローズ「あっ行き違いになっちゃったあるー! せっかく妖精デパート開店祝いのチラシを持ってきたあるのに…」 瀬津理「ふむふむ、この無限残機の桃ください。 私も異変解決なるものをしてみるようかと」 セレスタ「おおーこの無限ボムの山葡萄を貰おうか。 わしも異変解決やってみるかなー」 マーシェルローズ「それは高額商品ある、ちゃんと代金払うある!」 瀬津理「前の私なら妖精(穢れ)ごと祓えたのに…むっすー」 セレスタ「今手持ちが…三途の川の渡し賃ぐらいしかないぞ」 マーシェルローズ「はいはい、アイテムがほしいならさっさと金稼ぎ(スコアアタック)するあるー!」 |
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