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七夕坂梦幻能/附带故事
< 七夕坂梦幻能
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- 本页面内容为官方音乐CD七夕坂梦幻能的附带文档(Booklet)的原文与翻译以及光盘的扫图。
光盘扫图
包含角色信息 | |
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作品序号 | ZCDS-0018 |
封面角色 | 玛艾露贝莉·赫恩,宇佐见莲子 |
外面
――七月七日の朝、四つ前に通ってはならぬ。1 忘れられたタブーをめぐる三様のもつれた異界奇譚。 | ——七月七日巳时,切莫通行此坂。 围绕着被遗忘的禁忌,两般三样地纠缠着的异界奇谭。 |
上海アリス幻樂団が奏でる、不穏さが美しい音楽集第十弾 | 由上海爱丽丝幻乐团奏响,不安又美妙的音乐集第十弹 |
Booklet
内面与碟面
故事文本
故事内容
1.七夕坂に朝が来る | 1.日出七夕坂 |
「まだ10時まで4時間はあるか……」 | 「距离10点还有4小时……」 |
マエリベリー・ハーン(メリー)は心を落ち着かせようとしていた。 慣れない一人旅、そして一人で野宿までしたのだ。 | 玛艾露贝莉·赫恩(梅莉)努力让自己的心情平静下来。 她不习惯一个人旅行,更何况是一个人露宿野外。 |
いつもなら、旅の凖備は親友に任せっきりで、全て自分で計画を立てたのは初めてのことだった。だから、完全に装備不足だった。野宿にはテントのような物が必要だという事すら忘れていた位である。 | 从前她总是将旅行的准备完全丢给亲友,这还是她第一次从头开始策划一切。正因如此,她连最基本的装备都没带齐,甚至连露营需要帐篷这种事都忘记了。 |
夜は満足に眠れなかったが、昼夜逆転することが当たり前のメリーにとってそんなことは些細な事だった。 人気無い常陸路の夜は、星を見ながらの夜更かしには最適だった。 疲れが取れないことを除けば、だが。 | 虽然晚上睡得不好,但对习惯于昼夜颠倒的梅莉来说这并不算什么。 人迹罕至的常陆路之夜,在这里边看星星边熬夜简直再理想不过。 如果忽略掉挥之不去的疲劳感的话。 |
今日、7月7日は七夕というだけで無く、メリーが調べたところ、この場所――恐らく七夕坂と思われる坂では特别な日の筈だった。 | 今天是7月7日,不仅仅是七夕。根据梅莉的调查,对于这里——可能是被称为“七夕坂”的地方,今天还有着特别的意义。 |
しかし、朝になっても辺りには何の気配も感じず、 不安と諦めの入り交じった感情が脳を支配していた。 | 但是,日出后四周仍然感受不到任何气息, 不安和畏缩的情感交织混杂,充斥着她的大脑。 |
2.不等式のティンカーベル | 2.不等式的廷克·贝尔 |
――一人旅の一月前。 | ——独自旅行的一个月前。 |
メリーは旅の計画を立てていた。 宇佐見蓮子は自分の学説に自信がついたらしく、学会で発表する為に一人篭もって論文を書いているという。 一番の親友であるメリーも暫く会っていなかった。 | 梅莉做好了旅行的计划。 宇佐见莲子看来是对自己的学说自信满满,据说正闭门不出撰写论文,准备在学会上发表。 因此,这段时间莲子无法和她最好的朋友梅莉见面了。 |
「ふーん。これが蓮子の論文最新版、か」 | 「哦。这就是莲子论文的最新版啊。」 |
蓮子から送られてきた茶封筒には分厚い紙だけが入っていた。 今どき手書きの論文なんて時代錯誤にも程があるけど、これにも彼女流の仕掛けがあるらしい。 | 莲子寄来的茶色信封中装满了厚厚的稿纸。 在这个时代手写论文简直是彻头彻尾的年代错乱,但这一行为中似乎也包含着她的某种巧思。 |
「……確率論の崩壊と異界? コペンハーゲン解釈の復活と夢の世界? さすが古典量子論復古主義のあいつらしい論文ね」 | 「……概率论的崩坏与异界? 哥本哈根诠释的复活与梦境世界? 不愧是莲子这个古典量子理论复活主义者写出来的论文。」 |
メリーは退屈していた。 最近、秘封倶楽部の活動が途絶えていたからだ。 | 这阵子梅莉感到很无趣。 因为最近,秘封俱乐部的活动完全停止了。 |
3.禁断の扉の向こうは、この世かあの世か | 3.禁忌之门对侧,是此世还是彼世 |
論文を読んで目が覚めた。 | 在读完论文后我终于意识到了。 |
私には判るのだ。 | 我心知肚明。 |
宇佐見蓮子が試みている解釈は、古典的な量子論である事を。 突拍子もなくみえるだけで、人間の想像を超えていない事を。 | 宇佐见莲子是在尝试以古典量子力学理论来解释现象。 这只是看似异想天开,但还未超越人类想象的范畴。 |
私には視えるのだ。 今の世界と別の世界を分ける扉が。 | 而我却能看到。 我能看到将如今所处的世界和其他世界分隔开的大门。 |
見えない蓮子がこの現象をいくら量子論的に解釈しようと、 そんなのは陰謀論以下のトンデモにしかならないだろう。 | 莲子看不见这些,因此无论如何用量子力学理论加以解释, 得出的都不过是连阴谋论都不如的无稽之谈。 |
あの禁断の扉の向こうにある世界は、 想像を超えてなければいけないという事を。 | 那扇禁忌之门背后的世界, 必定要超越人类的想象。 |
そしてそれは、実際に存在しているのだという事を。 私なら実在を証明できるという事を。 | 并且,这样的世界是实际存在的。 我有能力证明这一点。 |
4.スモーキングドラゴン | 4.Smoking Dragon |
――七夕坂に小雨が降り始めた。 | ——七夕坂上下起了小雨。 |
まだ梅雨は明けていないようだ。メリーの身体は小刻みに震えていた。 | 看来梅雨季节尚未结束。梅莉的身体微微颤抖。 |
「あと30分······! 午前10時になれば、必ずここに異界の扉が開く。 私が異界の実在を証明してみせる!」 | 「还有30分钟……! 上午10点,异界之门一定会在这里打开。 我将证明异界的存在!」 |
一から一人で異界の調査したのは初めてだった。 いつもは蓮子が新しい資料を見つけてきてくれていたからだ。 | 这还是梅莉第一次孤身从零开始调查异界。 从前的活动总是从莲子找来新资料开始的。 |
七夕坂は、7月とは思えない低い気温で、メリーの心は少しくじけていた。 そんな筈が無いのに息が白くなっているように感じた。 | 七夕坂的气温之低,让人难以相信现在已是七月,梅莉的心情也随之有些低落。 她隐约感觉自己正在呼出白气,尽管在这个季节这是不可能的。 |
「あと5分……!」 | 「还有5分钟……!」 |
辺りが濃い靄に包まれていく。霧と言うより煙のような濃度だ。 これは……望んでいた怪奇現象だ。扉が視える! | 四周正在被浓雾包围。浓密的雾气简直有如滚滚白烟。 这就是……我所期盼的奇异现象。我看到那扇门了! |
そう思った瞬間に、メリーは視界を失った。 | 在梅莉产生这个想法的瞬间,她的眼前一片漆黑。 |
5.夢幻能 | 5.梦幻能 |
通ると必ず不思議がある。』 | 冒行之,必生奇事。』 |
この娘も、自分の世界が現実側だと思い込んでいたのかなー。 不死の人間だと思い込んでいたのかなー。 | 这个女孩也是,她还以为自己的世界在现实的一侧呢。 她是不是还以为自己是不会死的呢。 |
6.クレイジーバックダンサーズ | 6.Crazy Back Dancers |
「メリー!? 何処かに隠れているんでしょ?」 | 「梅莉!? 你藏到哪里去了?」 |
宇佐見蓮子は大声を上げた。 | 宇佐见莲子大声呼唤着。 |
メリーが音信不通になってから二週間は経とうとしていた。 メリーの家は、蓮子の論文で散らかっていた。 電気も水道も使った形跡は無く、暫く留守になっているようだった。 | 梅莉失联已近两周。 她的家中,莲子的论文四处散落。 水电均没有使用的痕迹,这段时间她似乎并不在家中。 |
「論文にかまけて、ほったらかしにして悪かったわ。 謝るから出てきてよー」 | 「一心扑在论文上,放着你不管确实是我的错啦。 我会道歉的,你先出来—」 |
返事が期待出来る状況では無いと判断した蓮子は、 メリーの家を漁ることにした。 | 莲子意识到这样下去没什么指望听到梅莉的回音, 便开始搜索梅莉的家。 |
失踪したとしたら、何らかの手掛かりがあるかもしれない、と遠慮無く散らかした。 元々散らかっていたんだから罪悪感は無かった。 | 如果梅莉失踪了,那她家里也许会留下什么线索。莲子毫不犹豫地将梅莉家翻得乱七八糟。 因为本来就乱糟糟的,所以她对此毫无罪恶感。 |
すぐに蓮子は一冊の古びた本を見つけた。 | 莲子很快就找到了一本旧书。 |
7.憑坐は夢と現の間に | 7.凭坐挟于梦境与现实之间 |
「……これをメリーが?」 | 「……梅莉读过这本书吗?」 |
余り勤勉では無いメリーが読むとは思えない様な難しい本だ。 難しい仮名遣いが読み辛い、とても古い本のようだ。 | 梅莉称不上勤学好问,而这本书看起来过分艰深,不像是她会读的书。 此书所用的假名复杂晦涩,是一本难于解读的古书。 |
注意深く痕跡を探した。 他にもこの場に不釣り合いな写しも見つかった。 どうやらどこぞの国の風土記の様である。 | |
普段から秘密を曝くサークル活動を行っていたから、 違和感を見つけるのは得意だった。 | 我平时便投身于揭露秘密的社团活动, 所以很擅长发现异常之处。 |
秘封倶楽部のネタ探しは私がすることが多く、メリーは現場担当だ。 だから私の知らない秘密に関係する資料が、この家にある事自体が不自然だった。 | 在秘封俱乐部的活动中,通常是我来发掘资料寻找目标,而梅莉负责现场行动。 这些资料涉及我不知道的秘密,却出现在梅莉家中,此事本身就很不自然。 |
違和感は真実である。 物理学者が違和感に敏感なのはそれが真実だからである。 | 异常感即是真相。 物理学家对异常感极度敏感,正是因为如此。 |
「…… | 「……常陆国风土记?这就是真相吗?」 |
8.ひとりぼっちの常陸行路 | 8.独自一人的常陆行路 |
何処までも、のどかな風景が続いていた。 自然文化保護区に指定された常陸国は、縮約国家政策の象徴のような場所だ。 | 一路走来,沿途风光一派宁静祥和。 被指定为自然文化保护区的常陆国,正如简要国家政策的象征一般。 |
昔の日本はこんな感じだったのだろう、という田園風景が広がっている。 だが、保護された文化というものは既に死んでいるのだ。 死んだことに気が付いていない幽霊のような存在だ。 | 放眼望去尽是恬静的田园风景,让人不禁感叹:过去的日本或许就是这样。 但是,文化受到保护,便意味着它已然死去。 被保护的文化,与尚未发现自己已死的幽灵并无分别。 |
うわべだけそれっぽくても、本当の日本はこうでは無かったはずだ。 文化の墓場の上で生活している今の人類は、ゾンビのようなものかも知れない。 | 虽然表面看起来别无二致,但真正的日本本不该是这样。 生活在文化墓地之上的现代人类,或许是某种近似于僵尸的生物吧。 |
文化列車遺産である『特急ひたち』に乗って、蓮子は一人目的地を目指した。 しかし、蓮子は外を見る余裕なんてなかった。 | 坐上文化列车遗产『特急常陆号』,莲子独自前往目的地。 不过,莲子现在并没有心情眺望窗外的风景。 |
手にはメリーの字で追記された自分の論文がある。 ほぼ全てが、否定形か疑問形の追記だ。 | 她手握着自己的论文,上面满是梅莉的注释。 几乎所有的注释都是否定句或疑问句。 |
「メリーが私の論文に書き込んでいる……。 こんな事今までなかったのに」 | 「梅莉批注了我的论文…… 之前她还从来没这么做过。」 |
蓮子は戸惑いな感じながら、ほんの少しだけ嬉しく思っていた。 | 莲子在感到困惑的同时,却又有一点开心。 |
9.地蔵だけが知る哀嘆 | 9.只有地藏知晓的哀叹 |
「七夕坂……、どうやら疾うの昔に失われた地名のようね」 | 「七夕坂……似乎是很早以前就失传的地名。」 |
メリーの集めた資料によると、蓮子が今居るこの辺が常陸国の七夕坂らしい。 蓮子は再考証したい気分に襲われたが、それをしなかった。 | 根据梅莉搜集的资料来看,莲子现在的所在地应该就是常陆国的七夕坂。 莲子心有进一步考证的冲动,但她并没有这么做。 |
何故なら、本当の七夕坂がどこであろうとも、 例えメリーの考察が間違っていたのだとしても、 メリーの失踪先を探すなら、メリーの資料を信じる事が正しいからだ。 | 因为,真正的七夕坂在哪里并不重要, 就算梅莉的考证存在错误, 既然要寻找梅莉失踪后的去处,就该遵循她的资料去找。 |
通ると必ず不思議がある。』 | 冒行之,必生奇事。』 |
メリーが行方不明になった時期と一致する。 蓮子は想像した。 | 和梅莉失踪的时期一模一样。 莲子开始想象。 |
メリーは、能力を持たない私の学説に不満を持っていた。 メリーは異界への扉を見つけるためにこの地にやってきた。 そして予想出来た事故、『神隠し』が起きたのだ。 | 梅莉对没有超能力的我所提出的学说心生不满。 梅莉为了寻找异界之门而来到了这里。 于是,她遭遇了意料之内的事故——『神隐』。 |
登山道の脇の地蔵がこちらを向いている。 蓮子は頭をフル回転させた。 彼女は、自分の無力さに嘆く様な、遠慮がちな人間では無かった。 | 登山道旁的地藏注视着莲子。 莲子的大脑正在全速运转。 她可不是那种只会哀叹自身无力的瞻前顾后之人。 |
10.秘匿されたフォーシーズンズ | 10.被秘匿的四个季节 |
「マエリベリー・ハーン! いつまで異界発見を自分だけの特権だと思い込んでいるのよ!」 | 「玛艾露贝莉·赫恩! 你不会还在坚信发现异界是自己的特权吧!」 |
蓮子は乱暴に地蔵をひっくり返した。 文化財であるこの辺一帯の人工物を動かす事は、禁じられているとは知っていた。 しかし、本当の禁忌を破る方法はこれしか思いつかなかったのである。 | 莲子粗暴地将地藏翻转过来。 她当然知道这一带的人工造物都是文化遗产,禁止触碰。 但是,要打破真正的禁忌,这是她唯一能想到的手段。 |
地蔵なんて、後で元通りにしていけば判りゃしない。 自分にそう言い聞かせたが、心情は穏やかでは無かった。 | 只要稍后把地藏归回原位就不会有人发现。 她如此安慰自己,但却无法让心情平静下来。 |
蓮子の予想通り地蔵の背中には、光が漏れる一筋の切れ目が見えた。 | 不出莲子所料,地藏的背后藏着一条裂缝,正在发出光亮。 |
「確かに、メリーの能力は不思議だよ。 だけど、それも物理的な現象で無ければならない。 何故なら、人類には観察しか許されていないからだ! 不思議さで言ったら、量子の世界の方が遥かに上ね!」 | 「梅莉的能力确实很奇妙。 但是,这也必然属于物理学现象的范畴。 因为人类唯一能做的就只有观察啊! 要说奇妙,量子世界可比这奇妙多了!」 |
地蔵の背中にある切れ目は、その先が異界である事を物語っていた。 ここまで、蓮子の異端な学説と相違はない。 | 地藏背后的裂缝,正无声诉说着前方就是异界的事实。 目前为止的一切,都和莲子的异端学说吻合。 |
その背中の切れ目の向こうの世界を予想するだけの材料は無い。 だが、蓮子は躊躇せずに腕を突っ込んだ――! | 没有任何线索能够预测地藏背后裂缝所通向的世界。 但是,莲子毫不犹豫地将手伸了进去——! |
11.夜じゃなくてもお化けはいるから | 11.毕竟不单夜晚有鬼怪 |
「その論文は間違っているわよ。 異界にも実在性はあるんだから。 蓮子だって判っているはずじゃない。一緒に見たでしょ?」 | 「是你的论文错了。 异界是客观存在的。 莲子应该能明白吧。你可是和我一起看到了哦?」 |
「メリーは勘違いしている。 私の学説は異界の実在性を否定しているのではないわ」 | 「是梅莉误会了。 我的学说并不是在否认异界的客观存在。」 |
「え? でもここにそう書いてあるしー」 | 「啊?可你是这么写的……」 |
「異界だけではなく、粒子の非実在性を肯定しているの」 | 「不只是异界,连粒子都是非实在的。」 |
「うーん?」 | 「嗯?」 |
「この世界に古典的な意味での物質は無い、と言っているのよ。 この世の全ては場の干渉だったんだ。 異界だけじゃなくてね」 | 「我的意思是,这个世界上不存在古典定义上的物质。 世间的一切本质上都是场的干涉。 不只是异界,现实也是如此。」 |
「えー。 物質が無いって、そんな極端な……。 それじゃあ、私達皆、幽霊みたいじゃない」 | 「呃—。 物质不存在,这也太极端了…… 那我们不是都变成幽灵了吗。」 |
「じゃあ、幽霊と私達、何が違うって言うの? 七夕坂で異界に触れたメリーなら、簡単には答えられないはずよ」 | 「那你来说说,幽灵和我们有什么区别吗? 在七夕坂接触到异界的梅莉,对你而言这个问题应该很难回答吧。」 |
七夕坂から生還したメリーは、それでも蓮子の学説に納得はしてなかった。 でも、良い答えが見つからず、頷くしか無かった。 | 从七夕坂生还的梅莉,还是难以接受莲子的学说。 但是,她想不到恰当的回答,最终只能点头。 |
「……しかし、二週間も過ぎてたなんてね。 私には午前十時になった途端、霧の向こうから蓮子が現れたように見えたのに」 | 「……不过,居然已经过了两周吗。 在我看来,刚到上午十点整,莲子就从浓雾对面现身了。」 |
「時間そのものも場の干渉の一つなのね。 もし、私が助けに行かなかったらメリーはどうなってたと思う?」 | 「时间本身也是场干涉的表现形式之一。 如果我不去救你的话,梅莉你觉得自己会怎么样?」 |
「普通に午前十時になって、何も起きなくてそのまま旅から帰ってたと思う。 とぼとぼと、ね」 | 「大概就是等到上午十点后什么都没发生,只能直接返程了。 我应该会垂头丧气地步行回去吧。」 |
「ふふ、そこは私と同じ考えで良かったわ」 | 「哈哈,我也是这么想的,太好了。」 |
これだけは忘れてはならない タブーを忘れるな お化けのいない場所は、この世の何処にも無いのだから | 唯有一事还请务必铭记 不要忘却禁忌 因为在这个世上,鬼怪无处不在 |
注释
- ↑ 出自柳田国男《禁忌習俗語彙》:禁忌習俗語彙 - 国立国会図書館デジタルコレクション(日文)
- ↑ 令制国
- ↑ 指常陆国